11/19/2016

海外の会社のリクルートページの読み方

今回は「学生の方」や「海外の会社にそろそろ応募してみたいな」と考えている人向けの内容になります。日本のリクルートページは日本語なので、苦もなく読み進められるのですが、初めて海外のリクルートページを見ると、英語ばかりで二の足を踏んでしまいます。そうなら無いように少しばかりリクルートページを読み解いていきたいと思います。

"Location" これは働く場所を指します。例えば Location :Londonとあればロンドンの会社Location:Vancouverとあれば、バンクーバの会社で働くと言うことです。これは支社を世界各国に持っている会社のページによく見られます。注意してチェックしないと、自分はバンクーバーで働きたいのに、ロンドンの方で応募していたという手違いが起こります。

"Job Description" "Key propose of job"などなど。これは主にやる仕事内容が大まかに書かれています。また、場合によっては参加するプロジェクト名も書かれていたりします。
ここをよく読んで、条件のあうポジションを探すのです。

"Qualification""Needs to know"などなど。ここでは要求するスキルレベルが書かれています。しかしここで書かれているのはあくまで会社側の希望なので全てを満たす必要はありません。またここで良く見かける"+3years"というのは、そのポジションで「3年位上の経験もしくはそれ同等のスキルレベルがある人」という意味合いです。なので、必ずしも3年の経験が必要という意味ではありません。

さて、ここからは文面の裏側の意味を少し見ていきたいと思います。

"ASAP" これは" As soon as possible"の略した記述になります。文字数が制限されているツイッターなどの求人で見ることができます。これが意味することは「プロジェクトが佳境に向かっていたりして、直ぐにでも人員を増員したい」つまりは「ビザとか用意してる時間がないので、ビザの申請必要ない人は応募して!」という場合が多いです。ですので、可能性はないとは言えませんが、ビザ申請が必要な人の場合は採用されにくくなります。

"Jounior level" 採用ページにジュニアレベルでも受け付けますよと記述されている場合があります。しかしながら海外から採用する場合は色々な制約が出てきますし、採用する側としてもかなりのコストと労力を必要とします。なので実際のところジュニアレベルでの採用の可能性は非常に低くなります。ジュニアであれば、現地の人達を採用した方が楽だからです。

ではジュニアレベルだと可能性はないのか?といえばそうではありません。一番よい手段としては、最近増えてきている「ワーホリビザを使用する」ことです。とりあえず、ビザのコストや、最低賃金などのハードルは会社側は心配する必要がないので、現地アーティストと同じスタート地点に立てます。もし、ワーホリビザがない場合は、残念ながらスキルで戦うしかありません。

"Linux"これも、大手などので良く見られる記述です。知識があるに越したことはないですが、あまり重視されません。使用していなくても入社後柔軟に対応できれば問題ありません。

また、参加したいプロジェクトの公開日から逆算してどの位の時期にどのポジションが応募し始めるかという予測も可能です。たとえば、アニメーションの場合ならば公開日のおよそ4ヶ月前に終了します。そしておよそ半年ほど前からアニメーションの作業が開始します。そう考えるとその半年前くらいからアニメーションのリクルートが開始し始めるのです。なので、もし非常に参加したいプロジェクトの製作が発表されれば、公開時期をしらべて、逆算しプロダクションのリクルートページを常にチェックしておくということになります。


少しばかりの説明ですが、初めてリクルートサイトを見る際の手助けになれば幸いです。