1/25/2018

アクティングアニメーションへのアプローチ


今回は久々のアニメーションネタで、
アクティングアニメーションへのアプローチの仕方について書いていきたいと思います。
というのもアクティングを始めたいけど、
どのように始めたら良いのかいまいちわからないという質問を多々もらったからです。 そもそも、アクティングとはなんでしょう。辞書の定義によると、
「他人の役割を演じる、取り持つ」ということらしいです。
これをアニメーションに置き換えると「キャラクターの役割を演じる」って感じですかね。 では、この役割を演じるにあたって必要なものはなんでしょう?
  1. キャラクターのバックグラウンド
  2. 何を考えているのか
  3. 何をかんじているのか
大まかにこの様になります。つまりこれらの情報を知る(設定する)ことにより、
キャラクターがどのように行動するのかを予測しやすくなります。
一方これらを考慮しないでアニメーションを作成し始めると、
キャラクターやショットにそぐわないアニメーションが完成してしまいます。
次にぶつかる壁として、英語でアクティングを始めたけど、
「日本人だからどういうリアクションするのかわからない。
リアクションつけたけどなんか不自然」という質問。 でもそれって、海外の文化がわからないから作れないっていうのはホント?
おそらく30%位は本当です。でも大抵の場合は対して問題ない場合が多いです。 というのも、そもそもアニメーション自体が、
文化的背景にとらわれない様につくろうとされているからです。
だって、文化的背景にどっぷりはまったアニメーション作っちゃうと、
他の国の人が見て理解できないじゃないですか?
世界的マーケットを狙うならの国でも見ただけで理解しやすいアニメーションが必要です。
とくにアニメーションだと、見る対象が低年齢層なので、
そういうものに大きく依存するわけにはいかないのです。 なので、僕たちがアニメーションを作るときは
「自分だったらどうするだろう?」
と考えれば大抵多くの人が理解できるアクティングになるはずです。
そこでまず、奇をてらったアニメーションなどを作ってしまうと、
逆に皆が理解できないアニメーションになってしまいます。
まずは、シンプルなアニメーションから始めましょう。 と上で書いておきながら、例外があったりします。
それがサブテキストなどを利用したアニメーションです。
これを使用すると、見た目ですぐ理解できるアニメーションよりも少し深みが増します。
ですが、これを多用しすぎると、
これもまた解かりづらいものになってしまうので注意が必要です。 まとめると、良いアクティングアニメーションとは
  • キャラクターの考え、感情がすぐに理解できる
  • サブテキストなどを用いて少しだけ深みがある
  • シンプルである
とまあこんな感じではないでしょうか。

11/23/2017

ビデオリファレンス用のカメラとか動画ソフトとか(入門用)

最近は多くのアニメーターがビデオリファレンスを使用するようになってきたの で、そのことについて少し触れていきます。

まず、ビデオリファレンスとはあくまでリファレンス(参考)であり必ず撮影す る必要もないのですが、最近は多くのアニメーターがビデオリファレン スの有 益さを理解し始め多く使われるようになりました。ビデオリファレンスが支流に なる前は、写真や紙にポーズを描いたりしてリファレンスとして いました。

さてではまずビデオリファレンスで必要なものといえば、カメラ。僕は以前コン デジのビデオ機能でリファレンスを撮影し、それを利用していました が、もう 少し高解像度なものが欲しく、GOPROを購入しました。GoProの良いところは、ス マートフォンからリモート操作を行えるところで、 これは一人でリファレンス を撮るには非常に重宝しています。
毎回人に撮影を頼めるわけではないですし、僕の場合リファレンスを撮っていた のは会社に行く前の早朝とかだったので、リモート撮影は非常に便利で した。

あとは、フレームレートが撮影のときに選べるところもアニメーターにはありが たい機能ですし、60fpsで撮影できるのもなかなか便利です。普段 見えない動 きもスローで撮ることにより見えてきたりします。(もちろんそれをアニメー ションに取り入れるか否かは本人次第ですが)

高解像度の撮影の良いところは細かい動きまで確認できるところです。
例えば表情のリファレンスを撮影した場合、情報が多ければ多いほどアニメー ションに役立ちます。多くの情報の中から、なにがその表情のエッセンス かを 見極めてそれを取捨選択していくからです。この選択肢が少なければ、もちろん リファレンスの価値も低くなってしまうので、やはり低解像度より も高解像度 のほうがおすすめです。

リファレンスに向いているであろうカメラは
1リモート操作ができる
2フレームレートが選べる
3高解像度でとれる

だと思います。あとは値段との相談で。

次に撮影した動画の変換ですが、
1家で変換する場合
2会社で変換する場合
の二種類になります。

1の場合
この場合ぼくはクイックタイムプロ7で変換しています。最新のバージョンは 10ですが使い勝手が良くないので、未だに古いこのバージョンを使って いま す。ぼくはマックを使っていますが、おそらくWindowsでも機能は同じだと思い ます。
https://support.apple.com/en_GB/downloads/quicktime

2の場合
この場合は会社のマシーンに入っているRVというソフトを使用します。
今このソフトはショットガンにバンドルされていますが、以前は別売りでした。
ショットガンを使用しているならば、ソフトがあるかもしれないので使用してみ てはいかがでしょう。非常に多機能で使いやすいソフトです。
http://www.tweaksoftware.com/

動画再生で使用している両ソフトに共通しているのは、コマ送り再生ができると ころです。
アニメーションをする際にコマ送りは必要不可欠な機能だと思います。なので、 上記以外の再生プレイヤーを使う場合でも、コマ送り機能があるものを 選ぶの がよいと思います。


また、フレームレートですが、作るアニメーションのfpsと動画のfpsが異なって いても自己補間できますが、できるだけ合わせたほうが作業が楽 になると思い ます。またフレームレートを変換する事により重要なフレームがなくなったり、 間延びしたりする事があるという点にも注意して変換する ようにしましょう。

では今回はこれくらいで!

6/07/2017

CG映像関係で働いてみたい、働き始めた人達へ

今回はアニメーション関係のネタではなく、学生さん達や働き始めて間もない人達に向けて少し書いてみたいと思います。と言うのも、今回の帰国の際に、学生さんや新人の人達の話を聞く機会が多くあったので、色々知ることができました。少しでもそういう人達の手助けにでもなればと。

とりあえず、CG&映像関係で働らこうと考えている、働き始めた皆さんいらっしゃい。この仕事、本当に好きならとても面白いです。でも続けているうちにだんだん詰まらなくなるかもしれませんよ。そしたら別にCGにこだわらず、違うこと始めてもいいと思います。やりたいことなんてコロコロ変わるものなんです。気にしないで。会社だって同じです。一度入った会社、退職までずっといる必要はないんですよ。自分の目的に応じて会社を移っていいんですよ。

失敗を恐れないでください。失敗ってのは自分で思ってる以上に巻き返しができるものですよ。セーフゾーンにいるのもいいけど、たまには新しい事を試してみましょうよ。ひょっとしたら、失敗せずに新しい何かを得られるかもしれないですよ。失敗なんてその時は深刻かもしれないけれども、数年後に笑い話で話せるようになるもんですよ。

今、第一線で働いてる人達はより良い環境を作ろうと頑張ってますよ。そして彼等は新人さんや学生さんの能力を引き上げようと頑張ってます。そんな人達をもっと頼っていいと思います。僕の知っている限り、彼らは快く力を貸してくれると思います。今の時代ツイッターとか色々あるじゃないですか!利用しましょうよ。

もっと自分の作品を他人に見てもらいましょうよ。自分の狭い評価だけで満足しないようにしましょうよ。見せる時に100%完成してなくてもいいじゃないですか。100%で見せて手直しするより40%の時点で見せて軌道修正していく方が楽じゃない?
100%で見せても、何かしらコメントは出るんだから、もっと早い時点で他人に見せて楽に軌道修正する方が楽ですよ。

なにが正しいなんて誰もわからないんですよ。選択する時点では誰も正解がわからないし、振り返ってみても、その選択が正しかったかどうかなんてわからない。だからできる限り、自分の心の声にしたがって選択を選びましょうよ。その方が後悔が少なくていいでしょ。

最後に、皆さんまずは楽しみましょうよ。