6/29/2012

Acting 07

今回はフェイシャルについてのまとめです。
思いついた順に書いていくのでバラバラに感じるかもしれません。


  • open close


これは2Dのテクニックですが、普通に3Dでも使われています。
向いている方向にopen その逆をcloseにします。



  • asymmetry


左右比対称です。顔だけじゃなくてポーズでもよくいわれるやつです。

もちろんいつも非対称にする必要はありません。ケースバイケースで。


  • muscle


筋肉の動きを意識して付ける。
口は思ってる以上によく動いています。
また、口が動くとどこが連動して動くかということも考える。ただ単に、あごが開いたり開いたりだけのアニメーションにならないようにする。







  • 左右の眉毛は常につながっているということを意識してポージングする
  • 口の横は感情を表すので気をつける。またここをだらしないポーズにしない
  • 視線は、そのキャラが見るべきところを見ているか
  • 黒目にあまり上まぶたをかぶせない(意図的な場合をのぞく)


リップシンクについて少々

  • リップは”声の2f前からはじめろ”
と一般的にいわれています。これは、正解でもあり、間違いでもあります。なぜ、2f前なのか?いう所に答えがあります。何のために2f前におくのか?そこを考えてみてください。それがわかれば、別に”2f”という数字にこだわる必要がない事がわかります。

  • "E"の発音とシェイプは必ずしも同じでない
例えば、一般によく知られている"E"を発音するシェイプがあります。
口が横に広がって、歯が少し見えて。。。。
これはあくまで、ガイドラインです。"E"を発音するときには必ずこのシェイプになる訳ではありません。いってしまえば一般的に知られている"U"のシェイプで"E"の音を出す事もあるという事です。すべては、文脈、キャラの感情で決まります。そして、シェイプは発音数が多くなればなるほど、オミットされていきます。前の音のシェイプと、次の音のシェイプが混ざるのです。 Our mouth is so lazy, isn't it?

と、思いついた事をつらつらと書き連ねましたが、まだ書き足りない部分が。。
それはまたの機会に。

今回はここまでです。


6/11/2012

Acting 06

前回から随分時間が空いてしまいましたが、続きです。
前回は何かが足りないという事で、眼鏡を取る動きを追加しましたが、今回は動きを追加してちょっとなーって言うのを、反省を込めて使いたいと思います。因に今回から、カーブはステップではなく、スプラインになっています。

Acting spline 04 from Norihito on Vimeo.


今回追加したのは最初の方の手の動きです。I can not make〜の所ですね。
何故入れたかというと、can notを強調できるかなと思い入れてみました。。。。が、あんまり意味の無い物になっています。有っても無くてもあんまり影響ない感じに。。。
こういう場合はだいたいいらない物だと思います。
僕の場合ですが、例えば、この最初に手を挙げる仕草がこのキャラにマッチしているかと考えたとき、NOという答えだったので不要と考えました。
このキャラが、”この状況でコレをするか”という事です。
もし、このキャラがもう少し若い設定なら、マッチしていたかもしれません。
もし、このキャラがもっと、ライトな話題をしていたならマッチしていたかもしれません。
しかし、僕の中では、この状況でこのキャラのこの行動はマッチしていなかったのです。
なので、この後、ばっさり取られます。

次に、今マの状態で明らかに改善すべきところはmake things betterの首の振りの部分です。ここの首振りのタイミングがリニア、一定過ぎます。コレでは自分で降っているのではなく、操られている感が残ります。organic moving というのはbeatを持たせなければ産まれないと思います。


今回はボディアクティングの間違いを中心に書いてみましたが、次回は少しフェイシャルについて書いてみたいと思います。