以前、サブテキストについての投稿をしましたが、今回は知り合いが面白い動画を見つけてきたので、それを元に再びサブテキストについて書いていこうかと思います。
サブテキストというものはそれ自体「読む」のは難しく、見ている人の経験やなどに左右されますので、「そういう解釈もあるんんだ」位で読んでもらって、皆さんでも一度、考えてもらえると嬉しいです。(実際、人が分析した物を読むより、自分で分析していく方が面白いですし、自分がアニメーションに入れるときにも役にたちます。)
今回は、タイトルの「Tangred」からの引用になります。(動画が使えないので、トレースした画を使用してます。下手くそですいません!本編ではおよそ1時間20分辺りのところになります。)
まず上の画像のところでフリンが「I feel maybe this whole time, we’ve just been misunderstanding one another,and we’re really just….」(いつも多分、お互いをずっと勘違いで、いがみ合ってたよね。。。)と言います。
それに対する次の画では、マキシマスの顔が映され、セリフはありません。
そして最後のカットの画ではフリンが「Yeah, You’re right, we should go」(あ、マキシマスお前のいうとうりだ、出発しよう。。。)と、続きます。
さて、何か変ではないでしょうか?フリンの「Yeah, You’re right」というセリフは何に対して出てきたのでしょうか?前のカットでは、マキシマスは何もセリフを言っていません。ただ、顔が映っただけです。
解った人もいるのではないでしょうか?マキシマスの顔のカットがすなわちサブテキストを含んでいるのです。ですから、そのサブテキストを読み解く事が出来ないと、この二人(敢えて二人と書きます)会話は成り立たないのです。
さて、マキシマスのサブテキストですが、何と言っているのでしょうか?これは上記したとおり監督のみぞ知るものですが、僕の見解を書いていきたいと思います。
マキシマスはフリンのこのセリフを聞いて、疑いの想いを抱いています。セリフにするなら、おそらく「お互いの勘違い?違うだろ?大体はお前が原因だろ?」でしょうか。
では、なぜこのように考える事が可能なのでしょう。それはマキシマスの顔が表す表情がキーになります。まず一番は、半分閉じられた”眼”ではないでしょうか。これを見たとき多くの人が疑心というように感じると思います。次に大きく下がった口の端、これは対象に対して不満を抱いているときになどによく見られます。そのほかにも、マキシマスは少し顔を全貌に倒し距離を置こうとしています。など、このような事から、上記のように考えた訳です。
ちなみに日本語字幕では「Yeah, You're right」のところは「そうだ 行こう」ってなっていて、ちょっと言葉(文字)足らずかなとは思いました。
No comments:
Post a Comment